Kurume・Tosu Internet Conference

「The Journal of Internet」 Volume2,1999 || H O M E || || 2 || 3 || 4 || 5 || 6 || 7 || 8 || 9 || 10 || 11 || 12 || 13 || 14

シニアネット情報

10,000件のアクセス

シニアネット久留米
事務局長 古賀 直樹
((有)エースーケン代表取締役)

情報用語の解説


情報リテラシー
デジタルネットワーク社会に対応するために必要なパソコンの活用能力、ネットワークの活用能力、及びそれらを使いこなしてコミュニケーションする能力の総体を意味する。

DSL(DigitalSubscriberLine)
電話用の加入者回線(ツイストペアケーブル)を利用して、数百Kbps〜数Mbpsの高速デジタルデータ通信を可能にする技術、通信速度や伝送距離等に応じて、ADSL、HDSLをはじめ、いくつかの方式がある。


■ADSL
 上り/下りの通信速度が非対称な通信方式で、下り方向の通信が高速である。従って、下り方向の通信量が多いインターネット(webアクセス)の利用等、加入者と局との間等で利用されることを想定している。また、スプリッタの挿入により、データ通信を行いながら電話を使用することも可能である。


■HDSL
 対称型の通信方式で、2対の回線を使用する。局間通信等、対称な速度が要求される場面で利用されることを想定している。


ワイヤレス・ローカル・ループ(WLL:Wireless Local Loop)
 通信事業者の基地局と固定端末(ユーザー)の間を無線回線で結ぶネットワークのこと。有線の回線と違い、電柱、管路などの地下設備が不要なため、短期間に低コストでアクセス回線を構築できる。
 FWA(Fixed Wireless Access)

衛星インターネット
 通信衛星を利用したインターネット接続サービスのこと。情報を要求する上り回線には地上回線を用いるが、下り回線に衛星回線を使い、高速・大容量伝送を実現する。

(ICAN21構想より)


 シニアネット久留米(SNK)のホームページを3月21日に2代目にリニュアルして、わずか2ヶ月で10,000件のアクセス数を記録しました。ボランティアネットとして驚異的な記録だそうです。会員もSNKがスタートして1年たらずで300名近くまで増え、いまでも毎月30名近い入会があっております。新聞にも設立以来20数回掲載して頂き、最近は全国情報紙からの取材も受けるようになりました。

 いったいこれはどうしたことだろうか、なぜこれだけ人気になったのだろうか、考えてみました。そういえば、いま、50代からを対象とした全国情報紙が幾つも発刊されています。『いきいき』『ひようひよう』『毎日が発見』『りじょい』『ミズ・コミュニテイ』など、少し探しただけでも6〜7つは見つかります。

 新聞でもシニアの特集が目立つようになって来ました。まさに100匹目のサルです。自分が考えていることは誰もが考えています。少し早いか遅いかの違いです。ただ、これをブームだけに終わらせないためには、真にシニアのためになるものであるかが勝負です。シニアネット久留米は幸いなことに、こうした地域の情報インフラを支援しつづけているインターネット協議会などの協力によって、ますます充実して行くと思います。

 いま、シニアの質も大きく変わり出してきました。ただの依存型体質から、少しでも何か人の役に立ちたい自立型へ。”奉仕されるより、奉仕しよう”のボランティア活動が、これからますますシニア社会に浸透して行くと思います。

 今日、新聞をにぎわしている介護保険サービスに医療機関、行政以外の参入も認められるようになり、少し加熱気味の争奪戦が繰り広げられています。確かに介護を受ける側の本人・家庭にとっては、少しでもサービスの質が向上することは願ってもないことだと思います。

 ただここで少し考えて頂きたいことは、介護を受ける人にならないための工夫もこれから非常に大切になってくると思います。死ぬまでには元気で、死ぬときはアッと言う間にが理想です。そのためには、何事においても好奇心を失わず、自分から積極的に参加し、人とよく交わることと言われています。これからますます子ども達と一緒に暮らせないシニアが多くなります。少子高齢社会ではいやが上でもシニアの自立が求められます。こうした社会の中でどうやってシニアが自立して行くか。それにはシニア同士の横の関係がとても大切になってきます。気の合った者同志、助け合い、励まし合いながら賢く生きて行く。そのコミュニケーション・ツールにいま、インターネットが注目され始めております。米国ではこうした動きが10年前からスタートし、いま、シニアの人達のコミュニケーション・ツールとしてなくてはならない道具になっています。

 インターネットはシニアにとってはまさに”魔法の杖”です。インターネットをやっているシニアは非常に若い、生き生きしておられます。友達もたくさん出来ます。皆さんの中にはインターネットのように一人でこもってやるから人づきあいはよくない様に思われる方も多いかもしれませんが、インターネットをやりだして、今までと違った友達が沢山出来たと言う人達がかなりいます。

 閉じ篭りがちな親を持っておられる方は、親の誕生日にパソコンをプレゼントしてみたらいかがでしょうか。

 私は久留米のタウン情報誌『People』の8月号から”シニアよ、パソコン持って自立せよ!”と言うシニアネット賛歌の連載を始めました。その中でパソコン・インターネットがシニアの自立にどれだけ役立つかを書きました。

 戦後、クルマが大衆社会に普及して行く中で、とうとう免許を取らずじまいで自分の行動範囲を広げることが出来なかったシニアが当時たくさんいました。

 あの時、免許取ってクルマを運転出来てたらと思った方も、当時のシニアの中には多かったのではないでしょうか。いま、クルマをパソコンに置換えれば当時のシニアといまのシニアが二重写しになります。

 シニアの皆さん、いまからでも遅くありません。パソコン持って自立しましょう。シニアネット久留米はそうした仲間を持っています。アクセス10,000件がいずれは1日の件数になるのも夢ではないかも知れません。

シニアネットホームページ
■「シニアネット久留米」入会申込み方法
 50歳以上の方はどなたでも入会できます。
サポーターとしての加入は年令を問いません。
地域・国・男女の別も問いません。
*「シニアネット久留米」事務局へ

福岡県久留米市東和町3-3(エースーケン内)
(TEL)0942-36-1401(FAX)0942-31-1191
*オンラインでの申込みは
(E-mail)nkoga@kurume.ktarn.or.jp
もしくは
(URL)http://w3.ktarn.or.jp/~senior/
「シニアネット久留米」ホームページからどうぞ。
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