オラクル社

1.訪問先 ORACLE Corp.(オラクル社)
http://www.oracle.com/
500 Oracle Parkway, Box 659511, Redwood Shores, CA 94065
2.訪問日時 1996年10月7日(月)10:00〜12:00
3.説明者 ・藤森 信也 氏, International Account Manager
Worldwide Corporate Visit Center
・Todd Weinberg, New Technologies, Project Manager
Worldwide Corporate Visit Center
4.報告者 久留米情報システム(株) 関 弘文
システムラボラトリー(株) 外山 吉計
1. 説明の概要
1977年に創設されたオラクル本社はカリフォルニア州レッドウッド・ショアズ(シリコンバレーの一画)に位置し、ちょっと前のハードディスクユニットに似せたモダンな建物でした。
ソフト業界ではマイクロソフトに次いで世界第2位、データベースエンジンに至っては世界のトップ(シェア66%)です。これだけの急激な成長の秘訣は、オラクルの提唱したオープン・コンピューティングの指向が世界のユーザーに指示された故だそうです。
世界は今、インフォーメーション・テクノロジー(IT)の急激な発達により、産業革命以来の大きな変革を迎えています。この流れを決定づけたのが、RDBMS(リレーショナル・データベース・マネージメントシステム)です。
「オラクル社」のRDBMはUNIX、VMS、MVS、Windows、WindowsNT、OS/2、
Macintoshなど、80以上の異なるプラットフォームに移植されているそうです。
次なる戦略としては、ネットワークを活かしたネットワークコンピュータだそうです。1996年夏に子会社を作りApple,IBM,Netscape,SUNと共にネットワークコンピュータ(NC)を提案しています。先般500ドルパソコンで新聞紙上を賑わせました所です。
NCの特徴は
・ 低価格で簡単デバイス。
・ すべて(アプリ、情報)もNCサーバーに保存。
・ メンテコストがかからない。
NCのターゲットは
・ 企業及び政府機関
ユーザーニーズを損なうことなしにコスト削減を実現。
どこでもデータにアクセスできる。
・ 学校教育
PCの普及率が低いので、低価格で簡単なNCは、より普及しやすい。
・ 家庭
高速ネットワークの時代が目前であり、PCを難し過ぎると考えるユーザーがター
ゲット。
・ 発展途上国
PCが高すぎる市場へ、PCが広まっていない市場のスタンダードとして。
ということです。

写真はネットワークコンピュータ(NC)の説明を聞いているところ